保護者がするべきこと
情操教育を行えば子供が豊かな感情を持ち、道徳心や倫理観から善悪の判断ができるようになり、他の子供たちとも強調していきていくことができるようになります。できるだけ早い年齢から行うべきで、学校での集団生活に慣れるために通う幼稚園で実践すれば、大きな効果をもたらします。では、幼稚園における情操教育はどのようなことをするのかというと、お絵かきや音楽で美的センスを磨いたり、絵本の読み聞かせで作者が子供に伝えたい思いやりの心、道徳心などを学ばせます。
そして、近所の公園や山、川に散策に行って自然と触れ合う機会をつくることで、動植物の持つ神秘性に興味をもたせ深く知りたいという好奇心を掻き立てます。また仏教やキリスト教といった宗教系の幼稚園であれば、その教えに込められた意味を学ばせること命の大切さなどを学ばせます。日々の遊びの中で、多くのものを吸収していく子供たちは身も心も成長していき、自分でものを考えて行動するようになります。そんなときに保護者は、子供の考えることを否定して大人のやり方に修正すれば成長しつつある心がつぶれてしまいます。頭ごなしに否定をするのではなく、良い部分を伸ばしてあげることが大切です。
幼稚園からの語学学習にはこんなメリットがある!
幼稚園から語学を勉強させることについては、賛否両論があります。まだ日本語すらもおぼつかない幼児に新しい言語をインプットするというのは早すぎる、という意見も中にはあるようですが、小さい子供の脳というのは、大人が想像する以上の吸収力を持っています。幼稚園で語学の勉強などというと、どうしても机の前に座って勉強している幼い子供の姿を想像してしまいがちですが、遊びながら無理なく自然に言葉を学ぶということは、幼い子供だからこそ可能であるとも言えるのではないでしょうか。
本人は全く勉強しているという自覚がないまま自然に英語が身に付くのなら、それは大変有効な方法だと言えます。幼い時に覚えた英語は使わなければ忘れてしまうとも言われていますが、たとえ一定期間使用しなかったために忘れてしまったことでも、潜在意識として脳に残っているため大人になってから学び直した際にスムーズに頭の中に入ってくるものです。そういった意味では幼稚園から始めることは、大きなメリットを持っていると言えるでしょう。